月岡耕漁 能楽図絵展

 令和八年度第二期の展示として、月岡耕漁(つきおか こうぎょ)の木版画「能楽図絵」展を開催いたします。

 耕漁は、明治から昭和のはじめにかけて能を描き続けた画家です。「能楽図絵」は、能の一曲ごとに装束や面、舞台の一瞬をとらえた揃物で、日本橋の版元・松木平吉のもとで明治三十年代に刊行されました。紙の端には曲名とあらすじが小さな文字で添えられており、一枚で一曲を味わえるように仕立てられています。

 「龍田」は、紅葉の冠をいただいた龍田の神が、色づいた楓と川面を背に立つ一図。「和布刈」は、関門の早鞆(はやとも)の瀬戸で、松明を掲げる神職と龍神が向かい合う一図です。明治三十年頃に建てられた主屋の座敷で、秋の光のなかご覧いただきます。

 会期は令和8年10月3日から11月29日まで、土・日曜日に開館いたします。開館時間は10時から15時、入館料は500円です。銚子塚古墳を借景にした古墳庭園もあわせて公開し、散策は無料です。

月岡耕漁の木版画「能楽図絵」より龍田。紅葉の冠をいただいた龍田明神が立つ
月岡耕漁「能楽図絵」より 龍田
月岡耕漁の木版画「能楽図絵」より和布刈。龍神と神職が向かい合う場面
月岡耕漁「能楽図絵」より 和布刈

 お問い合わせは古民家美術館(090-9492-8167)へ。