椛島家住宅は、主屋・蔵・庫院・社・祠と門塀あわせて九棟が、平成29年5月2日に国の登録有形文化財となりました。それぞれの解説は下の一覧から文化庁のデータベースでもご覧いただけます。建物と土地の来歴は由緒のページへ。
| 名称 | 文化財種類 | 種別 | 文化財解説文 |
| 椛島家住宅蔵 | 登録有形文化財(建造物) | 建築物 | 主屋北西の仏間から渡り廊下を介して南北棟で建つ、土蔵造二階建、切妻造桟瓦葺である。花崗岩積の基礎上に建ち、外壁は腰を人造石洗出し仕上とし、隅部ではドイツ壁技法によりルスティカ風の隅石を表し、漆喰の鉢巻を廻らす。もと納戸蔵と伝える良質な土蔵。 |
| 椛島家住宅庫院 | 登録有形文化財(建造物) | 建築物 | 敷地南西隅に南北棟で建つ。木造平屋建、入母屋造桟瓦葺で、西、北面に下屋を廻らし、西面は吹放ちとする。外壁漆喰塗で腰を竪板張とし、西面南寄りに出入口を開く。広い庇が特徴的な外観など、旧家の納屋としての構造や意匠をよく保ち、敷地景観に寄与する。 |
| 椛島家住宅主屋 | 登録有形文化財(建造物) | 建築物 | 敷地中央に南面する二階建。正面に出格子や大小の八角形の格子窓を配して独特な外観をもち、東寄りを土間とする。床上部は食違いの五室の西側に角屋を二列張出し、前列を奥座敷、後列を仏間などとし、造作も質が高い。当地方の近代大型住宅の特徴をよく示す。 |
| 椛島家住宅庭門及び塀 | 登録有形文化財(建造物) | その他工作物 | 主屋正面から奥座敷前の主庭を囲むように廻り、主庭と表庭を画す門及び塀。門は腕木門、切妻造桟瓦葺で、欄間周囲を塗込めて主屋と意匠統一がなされる。塀は外側を竪板張として欄間を透かす。簡明かつ繊細な意匠をもち、庭内に落着いた風情を醸す。 |
| 椛島家住宅東門・北門及び塀 | 登録有形文化財(建造物) | その他工作物 | 庫院北東隅から北にのびて敷地東辺を画す塀と、途中に開く東門、北端の北門。両門とも腕木門、切妻造桟瓦葺で板戸内開とする。塀は内外とも漆喰塗で、南寄りの前庭部は潜りと格子を設け、北寄りでは外側に簓子下見板を張る。庫院と調和が図られた意匠をもつ。 |
| 椛島家住宅祠 | 登録有形文化財(建造物) | 建築物 | 社の北東方で煉瓦積の基壇上に南北棟で建つ。桁行、梁間とも〇・六五メートル、切妻造鉄板葺、妻入である。井桁に組む土台に柱を立て、開口となる南面を格子戸両開きとし、他は竪板張とする。内部は縦長の玉石を祀る。社ととにも屋敷の鬼門を守る小祠である。 |
| 椛島家住宅南門及び塀 | 登録有形文化財(建造物) | その他工作物 | 主屋大戸口正面に構える南門と東西にのびる塀。南門は間口二・九メートルの薬医門、切妻造桟瓦葺。本柱を五平とし、冠木上に梁を三筋架け、軒桁、棟木とも舟肘木で受け、棟通り中央に蟇股を飾る。塀は腰板張で欄間を透かす。格式ある表構えを創る門塀である。 |
| 椛島家住宅社 | 登録有形文化財(建造物) | 建築物 | 主屋北東方に南北棟で建つ。切妻造桟瓦葺、妻入で、内部を前後に二分し、奥を内陣、前寄りを外陣とする。外陣は正面を格子引違、側面を窓として開放的に作り、内陣は竪板壁。両妻面は、柱上の三斗で妻虹梁を受けて蟇股を載せる。敷地景観を形成する社である。 |

