椛島(かばしま)家住宅は、建造物を使いながら残していく国の「登録有形文化財」です。
明治30年頃に建てられた主屋や、蔵、門、塀には歴史の趣を感じます。庫院(旧納屋)は臨済宗「冨貴(ふき)寺」として使われています。
主屋は江戸時代の民家の特徴を残しており、随所に当時の建具職人、左官職人、絵師の技術の高さが伺える細工が施されるなど、当時の地主層の民家における前近代と近代の上質な特徴を併せもち、糸島地方における民家建築の流れを汲んだ近代的な和風建築の好例として、高く評価されています。
このたび、椛島家住宅一般公開をいたします。
公開にあたり、今から360年前の菱川師宣作品をはじめ、幕末までの作品、明治版画などの浮世絵を展示いたします。
日時:令和5年11月〜令和6年3月までの日曜日(年末年始を除く) 10:00〜15:00
※日曜日のみの公開です。そのほかの曜日の公開はありません。
会場:登録有形文化財 糸島二丈「椛島(かばしま)家住宅」
入館拝観料: 500円(煎茶付き)
電話番号:090-9492-8167